子供部屋をどこに作るかというご提案が続き、そもそも子供部屋は本当に必要なのかな?と思いました。
なくてもどうにかなるのではないかな?と。
そして、自分の場所(物を置く場所・勉強する場所・寝る場所)がきちんと確保できていれば、子供部屋はなくす事ができるんじゃないか、と思いました。
これは子供部屋に限らず、大人の場合でもそう言えます。
でも自分の場所をきちんと確保するには、設計の段階で(もしくはリフォームをして)プライバシーの守られる空間を作る必要があると思います。
子供の物をお片づけする時に一番大事なのは、自分の物を片づける場所の境界がはっきりとわかりやすいという事です。
そうなっていないと、子供は自分の物を片づけることに責任感を持つ事ができません。
逆に境界がはっきりとしていれば、独立した場所でなくても自分の場所だと認識できるのです。
部屋という広い空間がなかったとしても、自分だけの場所の境界が明確で1人になる事が出来さえすれば、
自分の空間だと思える事ができると思います。
子供が子供部屋を使う時間は人によって様々だと思いますが、
小学校高学年で部屋を持ったとして短ければ6〜8年くらいしか使わない可能性もあります。
子供部屋という概念をなくしてしまえば、子供が独立した後に広い部屋を持て余すという事もなくなります。
どうしても個室が用意できない時には、
ここだけは自分の空間だ、と思える空間があればそれでいいんじゃないかと思います。